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尾澤瑞樹ピアノ教室

町田市玉川学園のピアノ教室です。ホームページはhttp://ozawamizuki.web.fc2.com/

電子ピアノを本番で使う

12月2日のコンサートは、電子ピアノで弾かなければならないのです。
電子ピアノに対して否定的というわけではありませんが、
電子ピアノとアコースティックピアノは異なる楽器という感覚を持つので、
電子ピアノの本番は楽器の扱いを含めて勇気と割り切りが必要です。
これまで記憶にある範囲では、1度だけ合唱伴奏を電子ピアノでしたことがあります...

で、今回はヴァイオリンとドラムとピアノのアンサンブル。
曲目もクラシックではなく、ジャズやアイリッシュ音楽がほとんどなので、
正直、楽器からなにもかも専門外。
同じ音楽ですからジャンル分けするのも違うかもしれませんが、
でもやはりそちらの専門の方から見たら、違うところもあるはずです。
ですからある意味、いつも以上に緊張しています。
今回はドラムの方がジャズ系の方なので、ご指導を賜りながら進めています。

さて、その電子ピアノでの本番にあたって、ちょっと考えていることがあります。
慣れない電子ピアノをどう弾きこなすかということは、私の個人的な問題として置いておきます。
私がそこまで責任持てるのかっていう内容でもあるし、考えなければそれまでかもしれないことです。

題して「アコースティックの楽器と電子楽器で、どうやってバランスをとればいいのよ?」

音量だけで判断してしまうことなかれ、音が響くということはそんなに単純ではないはずです。
理系のお勉強ができない私にとっては、これを理論で説明できません。
でも、経験上「大きい=遠くまで響く」は違っています。

音色という問題は電子ピアノではひとまず置いておくとして、
アコースティック楽器の発音というのは、その楽器の様々な部分が振動して空気に揺れを生じさせています。
私が普段弾いているピアノは、2m前後の物が様々に振動するもので、その楽器の奥行きを感じながら弾き方を考えているわけですね。

音の指向性という意味では、鍵盤に向かって右側により響くように作られていますが、左側も正面も、そして下部も
音量的には同じくらい大きく発音されているように感じます。

対して電子ピアノは2個~数個の数センチのスピーカーが本体のどこかに配置され、そこから音が鳴ります。
箱そのものはMDFだったりしますから、その箱にどう響くかということはさほど配慮されていないように思います。
(そういうことを考えて作られている電子ピアノもあるようですが、それが良いかどうかは使う目的次第・・・)

スピーカーですから、基本はそのスピーカーの正面方向に向かって音が出ます。
多くの電子ピアノは、遠くに音を響かせることよりも、奏者に対してどう聞こえるかで設計しているような感じがしますから、
これをアコースティック楽器とアンサンブルするときに使うと、どこを聞いたらよいか、とても悩むのです。

そして、電子ピアノの音は基本通らない!空間に放出されると、あっという間に減衰してしまうような気がします。
かといって、ピアノから遠く離れた場所からもピアノの音が鳴ってたりするともっとわからなくなりますから、
「通らないからスピーカー遠くに増設しておくね」みたいなことをしてしまうわけにはいきません。

といったあたりのことが、私の頭を駆け巡っています。
手持ちのちっこいスピーカーでも持って行って、電子ピアノ近辺で適当な場所に置いてみると、
スピーカーの数が増えた分だけ、多少音の広がりが出るのかもしれないとか思いつつ、
私が持っていける物は音の良いスピーカーでも無いので逆効果かかなとか考えつつ・・・

.......やっぱり今回はそこまで責任持てない話のような気がしてきた。現場で悩む時間も無いようだし。

ちなみに、アコースティックの時は、ピアノの位置からタイヤの向きまで結構悩む派です。
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  1. 2017/11/28(火) 00:00:45|
  2. 雑記
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ピアノを奏でる環境①

P1020330 (2)

ピアノなど楽器を演奏したいと思っても、近隣への音漏れを気にして悩まれる方も多くいらっしゃいます。
私の生徒さんでも、その環境は様々です。
特別な防音対策をしなくても、グランドピアノを弾けるお宅もあれば、
電子ピアノでヘッドホンか音量を絞って練習することしかできないという方も。

音楽というのは時にやっかいなもので、音そのものに意味があるため、他の生活音より気になる場合があります。
お皿を洗っている音の方がよっぽど大きく聞こえるはずなのに、隣の家から流れてくる音楽が気になる。
そんなことも多いのではないでしょうか。
個人的には、音楽を楽しむためのある程度の音漏れは、できれば許容していただきたいと思うわけですが、
それぞれに感覚も異なりますので、音を出す側も、それに影響される側も、双方にある程度の配慮をすることしか無いと思います。

ということで、音を出す側の対策を考えてみます。
あくまでも、防音環境を作るということではなくて、普通の住環境でどの程度の対策が考えられるかです。
(ちょっと長くなるので、何回かに分けて書こうと思います)

そもそも音を遮断するということは、音が発生している周囲を、質量のある素材で隙間なく囲み隔離するということ。
ですから一般的な防音室は、元の壁(躯体)に接する箇所をできるだけ少なくした上で、部屋の内側に厚い壁をもう一枚作っています。
部屋in部屋みたいな構造で、当然狭くなりますし、音を閉じ込めたら、その振動を防音室内で上手に処理しなければなりません。
これを簡単にやろうと思っても、素人に簡単にできるはずもなく。。。
ですから、今から考えることはあくまでも「配慮」という範囲のことですね。

◇◆◇接点から伝わる直接音を軽減する◇◆◇

アコースティックの楽器は、楽器全体が共鳴しています。
ピアノの足ももちろん揺れていて、たとえばインシュレーターの有無、タイヤの向きでも音色が異なって聞こえます。
電子楽器の場合、その共鳴はあまり大きなものではありませんが、まったく影響しないわけでもありません。
また、特に電子楽器でよくありますが、「音を消しても打鍵時のコツコツが響く」ということも。
ですので、ピアノを置く「床」への配慮から。

防音インシュレーターという、重たいゴムでできたインシュレーターがあります。
密度の高いゴムを使うことで、振動の伝わりを軽減するものです。
個人的には、これを履いたグランドピアノの音は好きになれませんが、直接音の対策として有効だとは思います。

他にも、防振ゴムのついた絨毯も売られていて、こちらも同じような原理です。
「コルクマットが意外とよかった」という方もいらっしゃるようです。

いずれもあくまでも「楽器からの直接音」を軽減するためですので、空気を伝わって壁や床を揺らす音に対策しているわけではありません。
絨毯に関しては、楽器のある部屋の全面に敷けば、ある程度の遮音効果はあると思いますが。

正直なところ、直接音の有効な対策は、この程度で良いのではないかと思います。
というのも、この対策をいくら厳重にしても、結局は音は空気を揺らすわけで、それが壁や床、天井を揺らして近隣に伝わっていきますから、
まずは直接音はこの程度に。
そして、振動を抑えようと楽器の周囲を布やゴムの素材で囲みすぎてしまうと、楽器の響きを著しく損なってしまうこともあります。

◇◆◇アップライトピアノと壁◇◆◇
ここでアップライトピアノに限ったお話を。
先ほどから書いての通り、アコースティック楽器は、楽器全体が共鳴しています。
ただ、ピアノは主に音を共鳴させるための響板がついていて、アップライトの場合は背面にそれがあります。
壁に面している所が共鳴するようにできているわけですね。
ですから、ここから(空気を介して)壁に伝わる音量というのはそれなりに大きなものです。
スピーカーを壁に向けて鳴らしているようなイメージ・・・(ちょっと違う気もするけど)

とある生徒さんのお宅で、お部屋の真ん中にアップライトを置いているご家庭がありました。
ちょうど間仕切りのようにされていて、楽器も開放的に鳴って、これはこれでアリだと思いましたが、
そう上手くレイアウトできることもないでしょうから、一般的には壁面に向けて置きますよね。

私も子供の頃はアップライトで、楽器の裏に毛布を貼り付けていました。
古くても良く鳴る楽器だったこともあって、モコモコするとかそういう印象はありませんでしたが、
湿気がこもりやすいということも。
色々な意味で、楽器の響板側に何かを付けて音をふさぐことは、あまりお勧めしません。
確かに音量が少し小さくなりますが、楽器にとってもあまりよくありませんしね。

壁とピアノの間に緩衝されるものを置く(貼る)というのが、やりやすい対策ではないでしょうか。
音色が少し損なわれますが、毛布やマットレスなどの布類(ある程度密度のありそうなもの)を置くと振動が和らぎます。
そのうえで、ピアノと壁の距離を考えてみてください。
1cmでも音の聞こえ方が変わります。
いや、これが遮音に対してどの程度影響するかわかりませんが、少なくとも「弾き心地」には影響するでしょう。

とりあえず今回はここまで。
次回は「遮音することばかりを考えるよりも、音響環境を考えつつ有効な手段を模索してみよう」というあたりで書いてみる予定です。

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  1. 2017/11/27(月) 09:46:04|
  2. 楽器を演奏する環境
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ハノン やるかやらぬか・・・

ドミファソラソファミレファソラシラソファ.....

ハノンと言えば、1番のこれが思い浮かびます。ここから38曲ひたすらに似たような音列が続きます。
楽譜を見ると『○番~○番を続けて4回弾きましょう』などと書かれていますが、私は実践したことがありません。

全音のハノンの最初に、ハノン氏のコメントとして目標が書かれています。
1.指を動きやすくすること
2.指をそれぞれ独立させること
3.指の力をつけること
4.つぶをそろえること
5.手首を柔らかくすること
6.よい演奏に必要な特別な練習を全部入れること
7.左手が右手と同じように自由になること

細かいことを言えば「でも...」と突っ込めるかもしれませんが、おおよそこういうことはピアノを弾く上で必要かとも思いますね。

ただ、わたし、子供の頃からどうも好きになれないのです、ハノンさんの練習。
理由があるようでないような嫌い。まぁ敢えていうならば、この機械的な『運動』を繰り返すことに退屈さを覚えると共に、なにせ38曲全てがハ長調ということでしょうか。

陸上選手だって、走る以外のトレーニングをしますし、水泳選手だって陸上でのトレーニングをします。
だから、楽曲を演奏する以外の、いわゆる単純化された練習が不要だとは言いません。
ただ、指の力加減だとか動きだとか、これはやはりその時に求めるニュアンスを伴ってこそ『実用的な』技術ではないかと。
そういう意味では、ひたすらハ長調を弾き続けることだったり、あまり考えずに体をただ動かすことが、そんなにも効果的なものなのか。ちょっと疑問です。筋トレだって競技によってその効果を考えながら選ぶものですし。

とはいえ、スケールやアルペジオの音型は、ある程度『形や型』として体が動いてくれるととても助かります。
同時に調性を理解する助けとして、また腕や身体のバランスを整える意味でも、これらはコツコツと弾いておきたいものです。

世の中にはスケールとアルペジオの本というのも出ているので、それらを使っても良いのですが、店頭でじっくりと内容を吟味する時間(気力)もなく、結局ハノンの中から使っていました。

でも減七のアルペジオとか、精神を蝕まれそうな不安定さで。
なにも減七だけでひたすらアルペジオさせなくたっていいじゃないの.....

というわけで、スケールとアルペジオのプリントを作ってしまおう。作譜ソフトを使う練習も兼ねて。

まずは簡単なアルペジオ練習を作ってみました。まだ試作段階ですが、生徒さんに弾かせてみたら、そんなに難しくなさそう。
皆さんの分印刷するのも面倒だし、ホームページに置いておこう。
http://ozawamizuki.web.fc2.com/score.html
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テーマ:ピアノレッスン - ジャンル:音楽

  1. 2017/11/13(月) 22:24:10|
  2. 日々のレッスンから
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