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尾澤瑞樹ピアノ教室

町田市玉川学園のピアノ教室です。ホームページはhttp://ozawamizuki.web.fc2.com/

耳を育てることの難しさ

『耳を育てる』という言葉をそのまま考えると変な言葉だと思いますが、
ほかにどう言ったら良いのか・・・

88本の鍵盤を操ることは、複雑に音が重なり合うときもあれば、とてもシンプルに単音が響いたりします。
そしてダンパーペダルを踏めば、とてもたくさんの弦が共鳴します。
それらを操るためには、自分の耳が頼りです。

しかしこの耳というのは厄介で、自分が出している音と体の動きが連動することで、
異なる認識が生まれることがあります。。。というか、大抵何か違うことが起きます。
そこは、客観性をもつ とか ゆっくり弾いてよく聞いてみる とか 想像する とか。

文字にすると、なんだかとても単純なことに思えますが、
実際に弾いている身としては、実に難しいことです。

それを子供たちに教えることは、もっと難しい。

ある時はイメージを具体的にさせてみたり・・・
ある時はテクニックから改善させてみたり・・・
はたまたピアノの蓋を開けてみたり・・・
ピアノの構造を説明してみたり・・・

テクニックの改善が近道のように感じてしまうことが多いのですが、
そのテクニックも『求めるもの』に近付ける手段です。
そこに偏ってもうまくいきません。

やはり、生徒さんと感覚を近付けて、その意識を共有することがとっても大切。
求めるものを探るきっかけを与えることも、問題意識をともに持つことも、
とにかくしっかり向き合います。

そうやって今日も必死にポイントを探っていましたら、
とある生徒さんのバッハがきちんとバロックの音楽になりました。
数か所のポイントが納得できることで、全体にその音色や呼吸を流していけるようになるものですね。

尾澤瑞樹ピアノ教室

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