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尾澤瑞樹ピアノ教室

町田市玉川学園のピアノ教室です。ホームページはhttp://ozawamizuki.web.fc2.com/

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ピアノを奏でる環境①

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ピアノなど楽器を演奏したいと思っても、近隣への音漏れを気にして悩まれる方も多くいらっしゃいます。
私の生徒さんでも、その環境は様々です。
特別な防音対策をしなくても、グランドピアノを弾けるお宅もあれば、
電子ピアノでヘッドホンか音量を絞って練習することしかできないという方も。

音楽というのは時にやっかいなもので、音そのものに意味があるため、他の生活音より気になる場合があります。
お皿を洗っている音の方がよっぽど大きく聞こえるはずなのに、隣の家から流れてくる音楽が気になる。
そんなことも多いのではないでしょうか。
個人的には、音楽を楽しむためのある程度の音漏れは、できれば許容していただきたいと思うわけですが、
それぞれに感覚も異なりますので、音を出す側も、それに影響される側も、双方にある程度の配慮をすることしか無いと思います。

ということで、音を出す側の対策を考えてみます。
あくまでも、防音環境を作るということではなくて、普通の住環境でどの程度の対策が考えられるかです。
(ちょっと長くなるので、何回かに分けて書こうと思います)

そもそも音を遮断するということは、音が発生している周囲を、質量のある素材で隙間なく囲み隔離するということ。
ですから一般的な防音室は、元の壁(躯体)に接する箇所をできるだけ少なくした上で、部屋の内側に厚い壁をもう一枚作っています。
部屋in部屋みたいな構造で、当然狭くなりますし、音を閉じ込めたら、その振動を防音室内で上手に処理しなければなりません。
これを簡単にやろうと思っても、素人に簡単にできるはずもなく。。。
ですから、今から考えることはあくまでも「配慮」という範囲のことですね。

◇◆◇接点から伝わる直接音を軽減する◇◆◇

アコースティックの楽器は、楽器全体が共鳴しています。
ピアノの足ももちろん揺れていて、たとえばインシュレーターの有無、タイヤの向きでも音色が異なって聞こえます。
電子楽器の場合、その共鳴はあまり大きなものではありませんが、まったく影響しないわけでもありません。
また、特に電子楽器でよくありますが、「音を消しても打鍵時のコツコツが響く」ということも。
ですので、ピアノを置く「床」への配慮から。

防音インシュレーターという、重たいゴムでできたインシュレーターがあります。
密度の高いゴムを使うことで、振動の伝わりを軽減するものです。
個人的には、これを履いたグランドピアノの音は好きになれませんが、直接音の対策として有効だとは思います。

他にも、防振ゴムのついた絨毯も売られていて、こちらも同じような原理です。
「コルクマットが意外とよかった」という方もいらっしゃるようです。

いずれもあくまでも「楽器からの直接音」を軽減するためですので、空気を伝わって壁や床を揺らす音に対策しているわけではありません。
絨毯に関しては、楽器のある部屋の全面に敷けば、ある程度の遮音効果はあると思いますが。

正直なところ、直接音の有効な対策は、この程度で良いのではないかと思います。
というのも、この対策をいくら厳重にしても、結局は音は空気を揺らすわけで、それが壁や床、天井を揺らして近隣に伝わっていきますから、
まずは直接音はこの程度に。
そして、振動を抑えようと楽器の周囲を布やゴムの素材で囲みすぎてしまうと、楽器の響きを著しく損なってしまうこともあります。

◇◆◇アップライトピアノと壁◇◆◇
ここでアップライトピアノに限ったお話を。
先ほどから書いての通り、アコースティック楽器は、楽器全体が共鳴しています。
ただ、ピアノは主に音を共鳴させるための響板がついていて、アップライトの場合は背面にそれがあります。
壁に面している所が共鳴するようにできているわけですね。
ですから、ここから(空気を介して)壁に伝わる音量というのはそれなりに大きなものです。
スピーカーを壁に向けて鳴らしているようなイメージ・・・(ちょっと違う気もするけど)

とある生徒さんのお宅で、お部屋の真ん中にアップライトを置いているご家庭がありました。
ちょうど間仕切りのようにされていて、楽器も開放的に鳴って、これはこれでアリだと思いましたが、
そう上手くレイアウトできることもないでしょうから、一般的には壁面に向けて置きますよね。

私も子供の頃はアップライトで、楽器の裏に毛布を貼り付けていました。
古くても良く鳴る楽器だったこともあって、モコモコするとかそういう印象はありませんでしたが、
湿気がこもりやすいということも。
色々な意味で、楽器の響板側に何かを付けて音をふさぐことは、あまりお勧めしません。
確かに音量が少し小さくなりますが、楽器にとってもあまりよくありませんしね。

壁とピアノの間に緩衝されるものを置く(貼る)というのが、やりやすい対策ではないでしょうか。
音色が少し損なわれますが、毛布やマットレスなどの布類(ある程度密度のありそうなもの)を置くと振動が和らぎます。
そのうえで、ピアノと壁の距離を考えてみてください。
1cmでも音の聞こえ方が変わります。
いや、これが遮音に対してどの程度影響するかわかりませんが、少なくとも「弾き心地」には影響するでしょう。

とりあえず今回はここまで。
次回は「遮音することばかりを考えるよりも、音響環境を考えつつ有効な手段を模索してみよう」というあたりで書いてみる予定です。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

  1. 2017/11/27(月) 09:46:04|
  2. 楽器を演奏する環境
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