尾澤瑞樹ピアノ教室

町田市玉川学園のピアノ教室です。ホームページはhttp://ozawamizuki.web.fc2.com/

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がんばれ受験生

受験シーズン真っただ中。
私の生徒さんも、今年は5人高校や大学の受験に挑んでいます。(音楽系ではないです)

そんな生徒さんの親御さんから
「時々狂ったようにピアノを弾いています(笑)」
とのご報告が。

しばらくレッスンに来ていないので、もしかしたらちょっと狂っちゃってる感じの演奏なのかもしれませんけれど、
ピアノがこんな形で気晴らしになってくれるなんて、なかなかじゃないですか。

考えてみると、私も子供のころはよくピアノにぶつけていました。
嫌なことがあったり、寂しい時や、とても楽しい気持ちになった時ほどピアノを弾いていたものです。
もちろんレッスンの曲ではなくて、勝手に。

幼いころから傍にあったアップライトピアノが去っていくときなんか、ずっと泣きながら弾いていた記憶があります。

そんなことを思うと、音楽って不思議な力のあるものだと、あらためて感じます。

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

  1. 2018/02/10(土) 12:53:10|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0

対位法をピアノで奏でるとき

音楽学校に進学した人ならば、対位法という授業を受けたことがある人が大半だと思います。
「対位法」についてウィキペディアでは


対位法(たいいほう)とは、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ互いに調和させて重ね合わせる技法、ないし音楽理論である。


と書かれています。
うーん、その通りなのですがピンとこない。要するに、複数の旋律(=メロディ)を重ね合わせて調和させることなのだけど、これをピアノで演奏するときはどんなことを注意したらよいのか。それが感覚的に身につくようにするためには何が大切なのか。

私を含め、ピアノを学ぶ多くの人は「旋律を奏でる」ことに不慣れです。
こう書くと、『いやいやほとんどの曲で弾いてんじゃん!』と突っ込まれそうですが、ピアノで奏でると、おおよそ和声やら別の旋律を同時に奏でているわけです。
複数の音を同時に奏でられることは、ピアノという楽器がほかの楽器と異なる面白いポイントですが、それ故に私たちは旋律だけを美しく奏でることと、ほかの要素を伴ってコントロールすることが同じになってしまいがちです。

当然、メロディにはハーモニーが潜んでいて、別のメロディとの絡み合いも意識して弾くものです。だからほかの要素を伴ってコントロールすることは重要です。
しかし旋律そのものを抜き取った時にも、そこにメッセージが現れるほどに美しく奏でられる必要があります。
ほかの楽器の場合、ピアノほど音を重ね合わせられませんから、もっともっとその一つのラインに丁寧な表現をのせようとするわけです。

冒頭にも書きましたが、対位法は複数の旋律の重なり合いです。それぞれの旋律を美しく奏でつつ、お互いのバランスを聞き取ります。
ということは、一つの声部だけで弾いて美しい表現を感じ取ること(自分の中から発する感覚)ができるようになっていたい。
(対位法の曲のレッスンでは、必ず一声ずつひも解きましょう)

でも、ひとつ私たち日本人が注意しなければならないことがあると思います。
それは主に【音の高さの変化を感じるとき】に重要なことかもしれません。
言語感覚って、音楽を奏でるときに相当に影響があるもので、私たち日本人の言語は『音の高低』が重要になります。
そのため、音が上がるとか下がるということが、他のいろいろな音楽的要素(和声感やリズム感、様式感など)を、どうやら犠牲にしてしまうときがあるようです。
加えて、学校で歌う曲の大半は、日本語にメロディをつけているので、日本語的な旋律の動きが染みついています。

ですから、歌うことや、たくさんの曲を聴くということはとても大切ですね。自分が演奏する曲を歌ってみたり、ピアノ以外の曲もたくさん聴いていること、これが少しずつ自分の中に「美しい旋律」の感覚を養う、もっとも着実な方法だと思います。
そして対位法を理解していくのだと。


...などと書き連ねてみたものの、私は学生時代の対位法の成績がとっても悪かったです。ぅぅぅ


テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

  1. 2018/02/04(日) 09:22:50|
  2. 日々のレッスンから
  3. | トラックバック:0

皆既月食

皆既月食20180131

1月31日22時47分ごろ、我が家のベランダから。
(LUMIX GX7 175mm)
天体に特別興味があるわけではないのだけど、眺めてみました。赤い月。
皆既月食の説明はこちら。
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/lunar-eclipse20180131/


このあとは雲がかかってきてしまいました。

今日のレッスンで大人の生徒さんが素敵なことをおっしゃいました。
「200年、300年とずいぶん昔の作品を演奏させてもらうとき、当時のことを想像してみたりします。
でも、景色や空気って(多少の違いはあっても)当時と変わらないものを見たり感じたりすることのできることですよね。」

過去の偉大な音楽家たちも眺めたであろう月です。
  1. 2018/02/01(木) 00:17:40|
  2. 雑記
  3. | トラックバック:0

2クラスのソルフェージュ

昨日はソルフェージュのクラスレッスンを2クラス連続で。
普段のソルフェージュは、新曲視唱と聴音をメインに進めますが、昨日は2クラスとも少し内容を変えてレッスンしてみました。

まず昨年はじめた初級クラス。小2~小4の3人です。
伴奏付きの視唱課題を丁寧に歌ってウォーミングアップ。。。のつもりが30分かかりました。
旋律を歌うということに、いろんなヒントが隠れています。
その旋律からどんなイメージが浮かぶか尋ねると3人からどんどん出てきます。
もしかしたら一対一のレッスンではここまでたくさんのイメージを描けなかったかもしれません。
そこに伴奏の和声を聞いて、フレーズを考えてブレスを考えて。

歌で刺激された感覚を、今度はメロディの作曲へ。
イメージを持たせるためにまずは言葉を考えてみます。
お題に対して連想する言葉をあげて、短い文章を考えるだけ。
この言葉の連想もなかなかおもしろい。
「夜」から連想させてみたら、星座や月などが出てくるとともに、太陽と。
ほぅ、太陽の隠れた夜から太陽を連想するとはなかなか面白いものです。
あとは音の流れやイメージを崩さないように音符を並べてもらえば作曲終了。

続いて中学生のクラス。今は二人だけでのレッスンです。
もう長く通ってくれている二人で、二人ともよくピアノも弾くし、歌もうまい。
今日は残念ながら1人風邪気味で声が枯れていたので、ピアノを使って歌を表現することにしてみました。
使ったのはバロック時代のアリア。
ドイツ語の歌詞もついているので、日本語とは異なる言葉の響きでどこに音楽的なストレスがかかるかを考えてみました。

そして、残りの時間はフーガの分析。
分析といっても、ものすごい難しいことでもなく、テーマにどんな特徴があるか、その特徴が曲の中でどう使われているか、モティーフとモティーフの関係がどう動いているかを分析するくらいのことです。
最後はパート毎に分担して2台のピアノで合わせてみました。
ピアノのレッスンの時もできるだけアナリーゼをするようにしていますが、ここまでじっくりとはなかなかいかないもの。
さらに私を含めて3人でそれぞれのパートを別の楽器で弾くというのは、三声のアンサンブルを聞き取るのにとても有効でした。

積極的に音楽に触れてくれる生徒さんたち。楽しいレッスンでした。


尾澤瑞樹ピアノ教室
http://ozawamizuki.web.fc2.com/

テーマ:ピアノレッスン - ジャンル:音楽

  1. 2018/01/30(火) 07:31:57|
  2. 日々のレッスンから
  3. | トラックバック:0

音楽という言葉

自分がピアノを弾いているとき、その楽曲に描かれている「なにか」を想像しています。
その作曲家の描こうとしたものは何か、そこに少しでも近付こうと、様々なことを想像し、また自分自身の体験も絡みながら音符を紡ぎ、表現へとつなげていきます。

それは言葉を使って話すことと似ているかもしれません。

話をするとき、それぞれの背景から話を進める視点が異なることはよくあることです。
レッスンをしていると、その違いを音楽から感じることが多くあります。
例えば、木々のざわめきや川のせせらぎのような自然を連想させるような発想であったり、
自分自身の体験から得た感情であったり、そのときにひらめいたことであったり。
描こう(伝えよう)とする音符は同じでも、演奏する人それぞれに違う視点から音楽を表現していきます。

レッスンでは、生徒さんの演奏をできるだけ丁寧に感じ取って、別の視点を含めた音楽の可能性を刺激したいところ。しかし現実はなかなかうまくいかないものです。上手な言葉を選べなかったり、伝えるためのいくつかの段階を考えても違う方向へ進んでしまったり、必ずしも一度のレッスンが実を結ぶとも限りません。
そして奏でるための「手法」も必要になります。音楽を解釈する「分析」も必要です。

演奏することも教えることも難しいですが、生徒さんも私も一歩ずつ、一緒に感じながら進むレッスンをこれからも心がけます。


尾澤瑞樹ピアノ教室
http://ozawamizuki.web.fc2.com/
  1. 2018/01/29(月) 11:58:39|
  2. 日々のレッスンから
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